手作りペン
ボールペン、シャープペン、万年筆といったペンの胴軸部分を木工旋盤等を使って自作する工芸があります。
アメリカで盛んで1995年頃から始まり、銘木や人工大理石、セルロイドなど各種のプラスチックなどを使うため、
真鍮パイプなどを内部に接着して製作するところが特徴です。
作者はペンの胴軸部分をペンキットに含まれる端末金具の寸法に合わせて切削し、
塗装してから、真鍮パイプに端末金具を圧入して一体化した後、ペン芯などをネジにより組み付け完成します。
ドリルで素材に穴あけて真鍮パイプを接着し、切削して塗装、端末金具の圧入、ペン軸の組み付けに要する時間は約30分ほどです。
初心者からプロ作家までいろいろなペンづくりが繰り広げられています。
ペンの作り方は、こちらを御覧ください
・アメリカン・ペン 直線的なデザイン。後端は平坦なフラット・トップ。替芯はパーカータイプ。 金具の表面処理、TN(チタニウム・ニトライド) ドリル径8.0mm |
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・スリム・ペン 先端・中央・後端の金具の直径が8.5mmと同一寸法。替え芯はクロス・タイプ。 |
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・ヨーロピアン・ペン |
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・ノック式シガー・ペン 葉巻(シガー)型のボールペン。日本でおなじみノック式。 表面処理はチタニウム・二トライド。 |
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・クリック・ペン 日本ではノック式ボールペンが一般的ですが、ペンキットにはなかなか納得する品質のモノが少ないようです。これはマンハッタンという名前も付いています。替芯はパーカータイプ。 |
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・エレガント・クリック・ペン 作る胴の長さが短くノック時の作動音がソフトなペン。 替芯はパーカータイプ。 |
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・Jr.ジェントルマン万年筆 キャップが胴軸に挿さらないタイプがスムーズ・エンド式。全長127mm。ペン先は鉄で、金銀ツートンのメッキを施し、付属品はシュミット社インクコンバーターとシングルサイズのインクカートリッジ。 |
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・Jr.ステートマン万年筆 金具の表面処理、RH/22K GOLD(地色は白金ロジウム、アクセントに22金・ゴールド)) ドリル径10.5/12.5mm |
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・シガー・ペン 葉巻の意味のシガー。太い・長い姿で右に回しても左に回してもパーカータイプの替芯が出入りするダブル・ツイスト式。替芯はパーカータイプ。 |
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・エルグランド万年筆 太くて、キャップが挿せるタイプ。キャップの開閉はネジ式で、キャップを胴軸に挿して延長するときは挿し込むだけ。ペン先は金銀2色ツートンカラー。 金具の表面処理、TN(チタニウム・ニトライドドリル径12.3/13.1m |
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・ジェントルマン万年筆 このクラスになるとキャップは挿さないで使うサイズ。全長144mm。ペン先は鉄で、金銀ツートンのメッキを施し、付属品はシュミット社のインクコンバーターとシングルタイプのインクカートリッジ。 |
ペンキットを木工旋盤に取り付けるための道具も合わせて販売されていますし、 出来上がったペンの数々を収納したり陳列するための専用のペン用アタッシュケースなども販売されています。 木工旋盤同好会ではさらに、精度よく作るためのチャックや、端末金具を省略して木材のみの外観になるような段つき真鍮チューブも販売しています。 万年筆キットに含まれるニブは金メッキ製がほとんどですが、14金ニブを組み込んだペンキットの販売も始めました。 |
ペン・ポイント(カナダ製)
ワンウエー社回転センター、JET社回転センターの先端にとりつけてペン・マンドレルの端末を支えるのに最適。
熱烈なペン・ターナーの声を適える形で実現したアクセサリー。
ペン・プレス
ペン・キット等の組立に、金具を圧入するのに使用。(台湾製)
14K Gold Nib Elgrand step tubes Slimline_Pen_Mandrel