グラインダー


ハーフスピードグラインダー


7306 アメリカ製 
GR8411 台湾製 

ウッドターニングでは、刃物をグラインダーで研ぎます。
旋回する砥石は、酸化アルミナで、直径の大きな程、迅速に研げ、砥石の回転数が低いほど摩擦熱の発生は小さくなります。
アメリカン・ウッドターナー協会のアラン・レーサーをはじめとするウッドターナー達は、刃物を迅速に、かつ焼き鈍らないように研ぐため、
砥石の直径は、比較的大きく7〜8インチ(18〜20cm)、回転数は、通常(毎分3600回転)の半分(毎分1800回転)というハーフースピード・グラインダーを愛用しています。
・ GR8411の写真で左右に取り付けてあるアダプターは、ワンウエー社2291 です。
・ 7306の写真前面にあるダイヤモンド・ドレッサー(ハムレット)は、砥石の面直し、砥粒の活性化のため使用します。
  刃物を研磨するとき温度上昇を防止するために極めて重要です。

          

ワンウエー2480を追加して、右図のようにガウジのベベルを側面まで後退

   


ウッドカットTRU-HDR

取扱説明DVDつき。長いラフィングガウジも
ボウルガウジのサイドグラインドも、スキュー
チゼルもオプション不要で研げ、コンパクトな
利点があります。

フェイスシールド
粉塵や木屑から顔面を保護します。
取替バイザー別売品あり

             SGホイール 
 米国ノートン社が特許を持っている高性能セラミックス砥粒を輸入して、
 日本のクレ・トイシで焼成しています。迅速に砥げて、発熱が格段に少ない利点が
 あります。それは各砥粒が何十億という細かい結晶から出来ていて、次々と細かく壊れ
 ながら鋭利な角で研削するからです。国内の類似品を使ってみましたが、寿命も比較す
 ると違いが明らかなので、多少高価ですがコピー品ではなくSGホイールを推奨します。

 直径180mm 厚さ25mm 穴16mm 60グリット 
 直径180mm 厚さ25mm 穴16mm120グリット 
 直径205mm 厚さ19mm 穴16mm 80グリット 
 直径205mm 厚さ25mm 穴16mm 46グリット 

 ドレッサー 高速乾式研削を行うには砥石の目づまりは大敵です。砥石表面を清掃
 するにはドレッサーが必需品ですが、これを使用しない方々が多いのに驚きました。
 ドレッサーには二つの種類があって、ダイヤモンド・ドレッサーは砥石を平らに直すの
 が狙い。スターホイール・ドレッサーは研削力の少なくなった砥粒を除去し、研削力の
 旺盛な砥粒だけを表出させる役目を果たします。ドレッサーの使用は欠かせません。

 ダイヤモンドドレッサー  幅12mm 全長250mm 
 スターホイールドレッサー幅12mm 全長280mm 


 ラッパー 硬いものを押し当てて研削面を磨いて滑らかにし、切刃の寿命を伸ばす
 ために行います。 硬いものとして、セラミックス砥石やダイヤモンド・ヤスリが使用
 されます。砥石の形状も、刃物の凹面に対応するには小さな角Rをもった翼型や角
 (ツノ)型のものも用意する必要があります。ダイヤモンドでは水を併用し、潤滑を良く
 して使用します。水の中に入れっぱなしにしないでください。錆びてしまうとダイヤモ
 ンド粒を鉄板に固定しているメッキがボロボロになってしまいます。セラミック・スリッ
 プストーンは落とさないようにしてください。割れてしまいます。油の併用も厳禁です。

 ダイヤモンドヤスリ平 赤 (細かめ) 幅19mm 全長180mm D2F
 ダイヤモンドヤスリ平 緑(極細かめ) 幅19mm 全長180mm D2E
 ダイヤモンドヤスリ平 青   (粗め) 幅19mm 全長180mm D2F
 ダイヤモンドヤスリ テーパ赤(細かめ) φ6mm 全長240mm FSKF

 セラミック スリップストーン   360グリット 12x42x115mm FS44

ストロップ   皮革上で、炭酸カルシウムなどのコンパウンド(研磨剤)を併用して、
 切刃を磨くことは理髪店などでヒゲを剃ってもらうときに見ていますが、スキューチゼル
 などの砥ぎの最後に行うことはあまり知られていません。カミソリの切れ味が必要な
 場合等、仕上げ削りには試してみてください。上記のワンウエー2276(全長36cmx
 幅5cm)やトルメックグラインダーのレザーホーニングホイール等を通じて、カミソリの
 切れ味を体験することができます。ただ、全種の刃物について行う必要はありません。
乾式グラインダーでも普及しているワンウエー2291(ウルバーリン・グラインデングジグ)のVアームのポケットとグラインデング・ホイールとの距離を一発で出すジグが市販されました。ボウル・ガウジやスピンドル・ガウジの場合は切刃角度が40度、45度、50度の3種類のそれぞれに写真のようにして、板状のセットアップツール”Raptor;ラプター”(特許申請済)を用いて行ないます。
プラットフォームの角度も出すことができます

DMTダイヤモンド砥石  

  D2C(粗目)
D2F(細目)
D2E(極細目)


(アメリカ製)
 
 


強力マグネットバー

  強力磁石で壁面などに刃物など鉄製品を保持する。
木屑に紛れそうな小物にも有効。
 長さ60cm

(台湾製) 




トルメックT-7(直径25cm最新モデル)水研グラインダー
スウエーデン製のTORMEK水研グラインダーを使い始めて丸12年になります。10年以上使って、高価だったけど買って正解だったとなあと思います。心臓部のモーターの耐久性には頭が下がります。最新のT-7と作動音を比べても遜色ありません。あと十年先も大丈夫かもしれません。T-7以前の塗装色はグリーンで、今現在はブルーに替わっていますが、違いは色だけではありません。今は標準装備や標準付属品になっているものが、以前はオプション(別売品)扱いでした。砥石に穴を掘ってしまう人が少なくなったのはXB-100(ホリゾンタル・ベース)が標準装備に含まれてからでしょう。絶対に必要なのにオプション扱いだったのがダイヤモンド・ドレッサーですが、これを買わなかった人は砥石の能力やジグの有用性を充分発揮できなかったに違いありません。現在は標準付属品になっています。使い方ビデオも今はDVDですが、VHSビデオで紹介するというのは、私がドイツのメッセで了解を得て撮影して、それをヒントにトルメック社でも作る契機になったと云うのは本当の話です。外国語の取り扱い説明書を日本語に、木工愛好者に分かるように翻訳して同梱したのも私の仕業です。最新モデルは旋回軸やナット部分にステンレスを使い耐久性が一層向上し、ホイールの着脱も工具を使わずにできるようになり、10年以上使ってください!と云わんばかりの内容です。ウッドターニング用にはSVD-185(ガウジ・ジグ)とTTS-100(ツール・セッター)を追加購入してください。カンナ盤を持っているかたにはSVH-320(カンナ盤刃物用ジグ)が好評です。付属のホーニング・コンパウンド(PA-70)の品質も優れ、微量のミシン油を併用してレザー・ホーニング・ホイール(標準装備)上で使うと、カミソリみたいな切れ味になります。刃カエリを上手く処理するにはいい装備です。T-7標準装備。SVD-185。TTS-100。
   @ユニバーサル・サポート  ・・・研削途中でダイヤモンド・ストーンを使う場合に、もう一本。
   Aグラインドストーン・・・・・・・・・純正品 (220グリッド )、日本製代替品(180グリッド)、迅速に研げる粗めの砥石80グリッド。
   Bレザーホイール  ・・・・・・・・平面や凸面の刃物をレザーストロッピング。革がはがれてしまったら。
   Cアングルマスター・・・・・・・・・刃物の角度をチェックするゲージ。落として壊れたら。 

                        


    

ナイフ・ジグ

ロングナイフ・ジグ

ハサミ・ジグ

 カンナ盤ブレード・ジグ

スクレーパ・ジグ

スモール・ジグ

マルチ・ジグ

 ガウジ・ジグ

     

研削スピードを左右するのはダイヤモンド・ストーン。 持っていない人が以外に多い。


 レザーホイール

コンパウンド

ストーン

カンナ・ジグ